中学生の私へ

Posterousに書いたんだけど、なんとなく記録の為にこっちにも転載。

「中学生の私へ」
最初に結果を伝えておこう。
私は、君が夢見ているフォーク歌手でも小説家でもない。
普通の極々普通のサラリーマンだ。
がっかりしたかい?
君が高校生になった時、自分よりギターも歌もうまい奴が世の中には沢山いて、しかもそれが同じ学校にいるなんて想像もつかないだろう。
多分高校に入ったら君はちょっとだけギターを弾ける奴程度であったことに気づく。
具体的にいえば、近いうちにとあるコンサートに参加した君は自分の下手さ加減にギターをやめようと思う事だろう。
しばらく立ち直れないほどショックを受けるはずだ。

そして、別の日には、同じクラスの友達が書いた短編小説の出来にとても驚き、自分の書いているものは小説ですらない駄文であった事を痛感するだろう。
そして君はそれらの夢を諦める事になる。

君の挫折の大きさは私が一番知っているよ。

だけどその挫折は君が必ず経験しなければならない出来事なんだ。

その事を君に伝えようと思ってこの手紙を書いている。

今私は普通のサラリーマンとして、家族と共に生活している。
君が嫌悪していたお酒も毎日嗜んでいる。

でもね、それは君が思っているよりとても素敵な事で、毎日家族と暮らせる幸せを私は痛感している。
息子(!)と共に電車にゆられ旅をする楽しさ、妻(!)と会話する何気ない日常。
これら全てが私の守るべきものであり、宝なのだ。
君の両親がいま懸命に戦っている生活という何かと私も戦っている。
自分の幸せを守るために、だ
その事に私は充実感を持っている。
想像できないかもしれないが、私には日本全国に友人がいる。
歌やギターでつながった友人、酒飲み友達、サラリーマンになってから出会う先輩たち。
私はそんな友人たちと今も交流を続けている。
そして、そんな毎日がとても楽しい。
君は今持ってる夢は諦めざるを得ないが、その代わりもっと素敵なものを手に入れることになるんだ。
家族、友人、先輩、師匠。
数え切れないほどの大切なものを手にするだろう。
君が手にするその大切なものは、君が過ごして来た時間によって手に入れられるものだ。
これから君が経験する挫折はきっとどこかで役に立つ。

もちろん私だってこれからも挫折を経験するだろう。
でもそれは時間を経て自分の財産となるはずだ。

私が君に伝えたい事はたった一つ。
たぶん人生に無駄なことなんかない。
だから思い切り悩んで苦しんで時間を過ごして欲しい。
それを伝えたくてこの手紙を書いたんだ。

私からの手紙はこれで終わりだ。
君が素敵な経験を送れる事を願ってやまない。

追伸
私は今iPhoneという通信機器を使ってこの手紙を書いている。
これは電話であり手紙であり音楽プレイヤでもあり、ゲーム機でもある。
なんの事だかわからないだろうが、電話を持ち歩く時代がくるってことだ。
君の好きな特撮映画みたいだろ?

そして、君が今書いてる駄文(失礼)と同じような事を今もblogとして私は書いている。
心配しなくても文章力などは成長しない。
今の君と同じようなもんだ。

だけど何かを書き続ける事が出来てる事は、伝えておこう。
あ、そうそう もう一つ。
君の好きな長渕剛は石野真子と結婚し(!)離婚し(!)そしてビジンダー(!)と再婚する。
ビジンダーだぜ?凄いだろ?
これはびっくりするよね。

あまり長い手紙になってもいけない。
また書く事があるかもしれないが、今回はこれで終わるとしよう。
ではまた。

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